君のアントシアニン
幼い頃から紫色が好きだった。
それが何故だか理由はわからない。
ただ、絵の具の青と赤を混ぜては、
そこに生まれる様々な紫色に魅了されていた。
先日の雨で畦道の植物は、やる気に満ち溢れ、
一際強い緑色を放つ。
畑の帰り道。
緑の中に丸く浮かぶ紫色の美しさに惹かれて足を止めた。
そして、ポケットから収穫ハサミを取り出し、
アザミを切り取った。
その日の午後、テーブルに飾られた紫色の花と、
いつもよりほんの少し機嫌が良い相方がいる。
幼い頃から紫色が好きだった。
それが何故だか理由はわからない。
ただ、絵の具の青と赤を混ぜては、
そこに生まれる様々な紫色に魅了されていた。
先日の雨で畦道の植物は、やる気に満ち溢れ、
一際強い緑色を放つ。
畑の帰り道。
緑の中に丸く浮かぶ紫色の美しさに惹かれて足を止めた。
そして、ポケットから収穫ハサミを取り出し、
アザミを切り取った。
その日の午後、テーブルに飾られた紫色の花と、
いつもよりほんの少し機嫌が良い相方がいる。